アリはどうなった、という声が各所から聞こえてきそうですが、もともと、私の日記の動物系メイン・コンテンツ（て大げさな）は……そう、「カモ」です。うちのすぐ近所を流れる乞田川（ほとんどどぶ川みたいな小さな川なのですが）に、冬になると大量のカモが飛来するのですが、その観察を本格的（というほどでもないですが）にはじめたのが３年前の冬。以来急速にカモ好きになってしまい*1カモシーズン（１１月〜３月ぐらい）は、休みの日はほぼ欠かさずカモ観察に行く、というほどはまってしまいました（乞田川のカモだけではなく、大栗川や多摩川のカモも自転車で見に行きます）。そのころはこの日記でもしょっちゅうカモのことを書いていました。が、残念ながら、昨シーズンは、工事の影響か、年末ぐらいを境に乞田川からカモがまったくいなくなってしまい、とても淋しい思いをしていました。今読み直したら、あまりにショックだったのか、当時そのことを日記に書いてすらいませんね。去年の、カモ的に最大の出来事は、大栗川でミコアイサを至近距離で観察したことぐらいでしょうか。
で、今年もカモシーズンがはじまりました。これまた、日記に書いてすらいないのですが、実は、今月頭ぐらいから、少しずつ乞田川にカモが戻ってきています。数としては、一昨年に比べると半分かそれ以下ぐらいなのですが、現在のところ、カルガモ、オナガガモ(こちら)、コガモ、マガモ、が、３〜４０羽はいます。このままずっと定着してくれればいいんだけど、と思いながら、観察をぼちぼち行っていたのですが……。
さて、授業が昼からの場合、家を少し早めに出て、駅に行く途中ちょっと遠回りしてカモを観察することを、私の中で「カモナメ」と呼んでいます*2。で、今日の昼、「よーし、今日は天気もいいし、いっちょまたカモナメで行くか！」と独り言を言って、少し早く家を出ました*3。授業の荷物を引きずりながら乞田川の川岸に向かい、いつものように、だいたいの数をチェックして、変化がないことを確認した私は、安心して、駅に向かって歩きだそうとしました。……と、そのときです、私の視線は、一羽のカモに釘付けになりました……。
あああああ、あれは！！！
ととととともえええええ！！！！！（火暴）
て、これでは何のことやら分からない人も多いでしょうが、ええとですね、つまり、そのカモは、トモエガモというカモだったのです。このカモは、かなり珍しいカモなのですが、一昨年、乞田川に飛来して数ヶ月に滞在し、それは、私の短いカモ観察史上の最大の事件だったのです。トモエに溺れていたそのころの私の日記は、以下のあたりです。ちょっと恥ずかしいのですが。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/0212.html#1230
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/0301.html#0111
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/0302.html#0208
と、いうわけで、二年ぶりのトモエの飛来です。私はダッシュで家に戻り、デジカメと去年買った（あまり活躍の場がなかった）２０倍の双眼鏡をひっつかむと、また乞田川に駆けつけて、夢中で観察・及び激写をしました。……といいながら、いうてもなんちゃってバードウォッチャーなもんで、そんなに騒ぐほどのものなのかどうかもよくわからんのですが、トモエガモ、井の頭公園に数日滞在していただけで新聞にのってた位だから、けっこう大事件じゃないかなあ……少なくとも、私の中では、大大大事件です。姉さん、事件です。姉はいませんが。事件は現場じゃない、乞田川で起きてるんだあああ！……というわけで、トモエです。
