風呂で音楽を聴く方法

 防水(防滴)ラジオや、防水CDプレーヤーなども売ってますが、防水スピーカーというのも売っています。これは、要するにタッパーみたいなものにスピーカーがついているようなもんであり、ラジオなどをタッパーの中に入れて密閉すると防水になる、というやつです。そんなに高くありません(2千円ぐらい?)。

 本当はiPodを入れたいところなのですが、やっぱり完全に防水されるとは思えないし、怖くて入れられません。まあ大丈夫なのかもしれませんが、ただでさえ普通にしてても壊れやがりますので、あの方は。というわけで高湿度の風呂場内に入れるのは躊躇してしまいます。
 というわけで、もっぱらラジオ(千円ぐらいで買った)を入れて使っておりました。
 しかし、ふと気がついたわけです。私の持っているこの千円ラジオには、iPodと違ってスピーカーがついている。したがって、防水にしさえすればいいのであって、防水スピーカーのスピーカーは別に要らないわけです。しかも、防水スピーカーのタッパーの中にラジオを入れてしまうと、ラジオのチューニング操作はできなくなってしまうわけです。
 で、考えたのがこれ。

 これはつまり、ビニールの冷凍保存バッグにラジオを入れただけです。これだとチューニングダイアルもいじることができる。安上がり。すばらしい。しばらくこれ使ってました。
 しかし、やっぱりラジオは聴きたい番組をやっているとは限らない。しかもユニットバスの中はいまいち電波受信状態がよくなくて、よろしくない。やっぱりiPodが聴きたい。
 そこで考えたわけです。何も風呂場の中に無理にiPodを入れる必要はないではないか。iPodは風呂場の外に置いといて、音だけ中に飛ばせばいいわけです。で、昔買ってぜんぜんつかっていなかったコードレスヘッドホンというのを使うことにしました。これは、赤外線を使って、音をコードレスのヘッドホンに飛ばすやつです。
 ところが、赤外線は、あまり遠くには飛びません。しかも障害物にも弱いので、ユニットバスのドアは越えてくれません。というわけで、考えまして、iPodをユニットバスのそばに持ってきて、さらに、赤外線トランスミッタ部分だけを、ユニットバスの中に入れる、というやり方をしました。こんな感じです。

 もちろんうまくいきました。iPodが濡れる心配をまったくせずに、風呂でiPodを聴く方法を確立したのです。
 ……さて、賢明な読者の方はもうお気づきですよね。得意になっていた私は、自分のアホさ加減に気づいて情けなくなりました。だいたい、iPodは濡れないかもしれないけど、トランスミッタにしろ、コードレスヘッドホンにしろ、思いっきり電子部品ぽいわけで、この状態ではどう考えてもそのうち壊れます。第一セッティングがめんどくさい。
 ……と、いうかですね、もっと根本的な問題として、この状態にするなら、「飛ばす」必然性なくなってるじゃんorz



 というわけで、こうなりました。

 イヤホンは百円ショップで売ってるようなやつです。万一壊れても大して痛くありません。あ、でも、イヤホンはどうしても濡れてしまうので、万一ショートとかするとiPodに悪影響がないとは言えない、のかな? というわけでまねされる方は自己責任でお願いします。ていうか、みんなやってるのかな?「今頃気づいたのか」みたいな感じだったりして?
 あ、風呂場のドアとバスタブが遠い方は、延長ケーブルをお使いになってはいかがでしょう。