2006-04-10から1日間の記事一覧

抵抗としての「怠惰」2 平等と怠惰

かつてここ*1でとりあげたように、齋藤孝は、ゲームのモノポリーについてのコラムにおいて、「運と勘と交渉術で一等地にホテルを建てることもできるし、一歩間違えば即退場」というこのゲームが「共産主義にケンカを売っているようなゲーム」であり、「だか…

抵抗としての怠惰1 アフリカ脳

1961年に出版された『地に呪われたる者』(鈴木道彦・浦野衣子訳、みすず書房)において、フランツ・ファノンはこのように言っている。 パリあるいはエクスで、アルジェあるいは、バス=テールで、幾度われわれは見たことか、黒人の怠惰paresse と言われ、ア…