山谷―やられたらやりかえせ

 ぼーっとしているうちにふと気が付くと春の採点の修羅場のまっただ中にいて、しかも風邪なんかひいてしまったりして*1なんかもう全然余裕がない感じ*2なのですが、そんな中、先週の土曜日は、中野光座(元ポルノ映画館だったふるーい映画館)で、映画『山谷―やられたらやりかえせ』の上映+イベント、に行ってきました。寄せ場労働者の歴史と闘いを描いたドキュメンタリー映画である『山谷―やられたらやりかえせ』は、クランクイン直後に監督の佐藤満夫が、そしてそのあとを引き継いだ山岡強一が映画完成直後に、共に暴力団員によって殺害される、という壮絶な背景を持った映画です。今年は、山岡強一虐殺20周年にあたるということで、イベントは「どんな銃口もひとつの思念を消すことができない」と題されています。映画上演に先立ってプンムル演奏、映画上映後は池田浩士氏と李珍景氏の講演、さらに映画サウンドトラックを担当した蠱的態(KOTEKITAI)2006の演奏、と、ものすごく長いイベントでしたが、私は採点もあったので講演が終わったところで帰ってきました。

*1:頭痛と微熱ですが丸一日半ぐらい寝込んでいた。今はもういいですが。

*2:といいつつネットサーフィンとはてブだけはやっているわけですが……