またテレビネタ。8日の夜7時のＮＨＫニュース、トップは南北首脳会談。ニュース本編がはじまるまえに、タイトル音楽にかぶって主要ニュースのタイトルが読み上げられるのだが、それはたしかこんな感じだった。
７年ぶりに南北首脳会談。北朝鮮のねらいは？
その後はじまったニュース本編でも、画面左上に「南北首脳会談／北朝鮮のねらいは」というタイトルがずっと映されていた。
「北朝鮮のねらいは」と疑問形（たぶん）になっているが、ニュースでもとりあげられたように、朝鮮中央通信では「首脳会談は、南北関係をより高い段階に発展させ、朝鮮半島の平和と祖国統一の新しい局面を開くうえで重大な意義を持つことになる」とされている。つまり、北朝鮮は、会談の「ねらい」は「南北関係をより高い段階に発展させ、朝鮮半島の平和と祖国統一の新しい局面を開く」ことだ、と公式に言っているわけだ。
もちろん、そんなものはタテマエに過ぎないのであって、今首脳会談をするというのは、キムジョンイルとしては、いろいろと裏の「ねらい」があるのだ、ということを、ＮＨＫとしては言いたいのだろう。
しかし、外交というのはおおかれ少なかれ裏のねらいというのがあるといえばいえる。気になるのは、なんで北朝鮮の場合だけ、そのことを10文字ぐらいのニュースタイトルの中で無理やりほのめかすのか、ということだ。まあいまさらだけど。
とか
というニュースタイトルはなさそうなのはなんでか、ってことなんだが。
