ディフェンススリー3

 一部で有名なお笑いビデオ。http://www.jda.go.jp/j/defense/video/
 しかし、今回改めてこのページを見たのだけど

こうしてユリユ国防衛隊は完成と思ったが、ミスター・ピースはまだゲームは終わらないと告げる。怪しげな顔をする3人のもとに、遠方の国パラパラとポロポロから防衛隊の助けを求める連絡が入る。これに対応できないと防衛隊は未完成ということになる。困った3人にミスター・ピースは自衛隊のPKO(国連平和維持活動)の実例を説明して、国際社会の一員として責任を果たすことの重要性を教える。納得した3人はユリユ国防衛隊をPKOで派遣する。その他に自衛隊と同じ災害派遣の役割も担わせる。そこへカラカラ国から「水を貯める方法を教えて欲しい」と連絡が入ってくる。それはユリユ国防衛隊の力が抑止力として働いているということだった。

 「スリーサンかよ」とか「カラカラ国て」とかいうわかりやすいところにつっこむのはやめ、今回はここに着目してみました。
「怪しげな顔をする3人のもとに」
 これは、「訝しげな顔」ないし「怪訝(そう)な顔」てこと?こんなビデオを子供に見せたら「国語」教育上問題がある!即刻回収せよキー!(ていうか、ほんとはどうでもいいんだけど)。
 「怪しげ」は辞書に載ってないのですが、「怪しげな顔」でぐぐると、たしかにそういう表現を用いている文章もあります。google:怪しげな顔
 が、それも、対象としての「怪しい人の顔」自体を「怪しげな顔」と表現しているのがほとんどです(※例「竹中直人の顔は怪しげな顔だ」)。
 まれに、怪しい対象を見た人の顔、つまり「怪しいと思っている人の表情」を「怪しげな顔」と表現しているケースもありました(※例「部屋に入ってきた竹中直人を見たAさんは、怪しげな顔をした」)。
 この後者だとすると*1、「怪しげな顔をする3人」て表現は、そのままでいいのかもね。だって、どう考えても「怪しげ」だもん、ミスター・ピース。やっぱり子供は健全な感覚をもちあわせてますね。
 
 ……と、書いたけど、「怪訝な顔」の意味で「怪しげな顔」という表現をしている人、いることはいるみたいですね。でも少なくとも私はとっても違和感がある。
 ……とはいえ、もちろん上のは防衛庁だから面白半分に難癖を付けているわけであって……むろん「正しい日本語」がどうのとか、どうでもいいです。
  

*1:この表現自体もあまりいい表現だとは思いませんが……