2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ためらいのためらい

吉本隆明『私の「戦争論」 (ちくま文庫)』(http://d.hatena.ne.jp/aian/20050224/1109254073よりの孫引き) ──人間性というものを考えると,「戦争自体がダメだ」とはなかなかいい切れない気がしますが? 吉本 そうですね。だから,僕も「本音の本音でいっ…

コメント欄に書いたことなのですが、上で私は通報する「空気」の話をしたわけですが、しかし、仮にそうした「空気」自体が、自然と熟成されたというより、(おおげさにいえば)「謀略」によって「作られた」ものだとするならば、「空気」の話をしちゃうこと…

ビラ読めば「ビラ反対」と書かれおり

2月24日、江戸川区にある篠崎高校前で、法政大学生がビラを配っていたという理由から、篠崎高校長が警察に通報していました。立川テント村の方がビラを配っていて逮捕された事件は、皆さん記憶に新しいと思いますが、またもや、ビラ配りを警察に通報し、…

納豆菌が凍る

今日は映画『レイ』を観てきました。これは、レイ・チャールズの伝記映画です。ジャズファンとしてはいろいろ興味深いところがありました。レイ・チャールズというと、ジャズ的ではあるけれど、やはりR&Bの人、というようなイメージがあったのですが、ル…

流行語2

言及していただきました。ありがとうございます。 http://d.hatena.ne.jp/kanose/20050221#nowar なるほどです。ただ、 「反戦」といった時に、すべての「戦争」をひっくるめて語る辺りが自分の違和感。もちろん、必要な限り戦争は避けたほうがいいし、今の…

流行語

「反戦」て言ったら負けかな、と思ってる みたいなのも結構あるように思うのですよね。正直言って。 さて、考えてみれば「Aするだけじゃだめ」というのは「だからAをしない」ということにはつながらない。「ただ働くだけじゃだめだ」というのが正しいとし…

となり町戦争

今月号の『ダ・ヴィンチ』をつらつら見ていたら、『となり町戦争』の著者三崎亜記氏のインタビューが載ってました。1970年生まれで、現在も福岡で公務員として働いている方だそうです。私はこの話題の本、まだ未読なんですが、面白そうなので読んでみようと…

返却

チャイムが鳴るので出たら、郵便局で、料金不足の郵便だ、と言う。ちらっとみたら、いつもの、落選した公募の書類の返却だ(いつもどおりどこのだかもう覚えてないけど)。公募書類を出すときに返却用の封筒を同封するんですが、そこに貼った切手が足りなか…

サルトル

いまどき、サルトルを読んでみよう、という奇特な方もいらっしゃるようです。ま、なにげに生誕100年ですしね。が、何を読めばいいのか、というのはなかなか難しい問題です。それほど手軽に入手できるわけでもないので。まあ、そうはいっても少し大きい本…

アボカド

サルトルの話題ばっかりというのもなんだから何か話題を書こうと思うのですが、くだらないことしか思いつきません。 私の好物、つまり「食い好き」というか「食って好き」なものに、アボカドがあります。最近ますます好きになってきて、旨いアボカドをわさび…

こうの史代『こっこさん』

こっこさん作者: こうの史代出版社/メーカー: 宙出版発売日: 2005/02/10メディア: コミック購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (107件) を見る 買い出しに行ったついでに、「風邪ひいて寝ながら読むのに良い読後感の良いマンガ」を買おうと思って…

悪化

風邪、祈りも空しく、翌日からみごとに悪化してしまいました。t-b-sさん、tokoriさん、ドタキャンしてしまって本当に申し訳ありませんでした( ノД`) 前はしょっちゅう風邪を引いていたのが、ここんとこずっと引いてなかったので、なんかこのまま引かないよう…

とりあえず

酒井隆史『暴力の哲学』書評(季刊『ピープルズ・プラン』掲載) http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20050108#p1

風邪?

祭典が一応一段落ついたので、気が抜けたのか、風邪かもしれません。今のところ喉がちょっと痛いだけですが、悪化しないことを祈るしかないですね。 ところで、同じ様な話ばっかで申し訳ないんですが、サルトルを批判する人は、たぶん、読まずに嫌ったり批判…

清眞人『実存と暴力』

実存と暴力―後期サルトル思想の復権作者: 清真人出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2004/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 本書において著者の清氏は、氏が1996年に出版した『〈受難した子供〉の眼差しとサルトル』と…

「サルトル=おしぼり顔拭き」説

みなさんどうも。 いやあ、決して絡むわけではなく、あくまで半分冗談として書くのですが(>mojimojiさん@6日のコメント欄)やっぱりサルトルって、「実は」をつけないと、すなおに好きって言えない存在なんですよね。人文系に関わっている人間にとって素直…

サルトルとサイード

ただ、上の文章を全体的に見ると、もうろくしたサルトルに失望するサイード、としか読めないのですが、「その1」にも書いているように、サイードにとってサルトルは非常に重要な存在だったことも事実です。 わたしの世代にとってはサルトルはつねに二十世紀…

もう、ほんとはみんな好きなんでしょ?

ピピさんのプログで、上村忠夫氏の『歴史的理性の批判のために』が紹介されていました。ちょうど、高橋哲哉氏が、上村忠夫氏の高橋批判に反論した文章が収録されている、『証言のポリティクス』(未来社)を読んだばかりだったので、タイムリーでした(『歴…

「法ボケ」追記1

※(夕べ書いた追記の前半にさらに大幅に追加したので日付を変えました) いくつかトラバをいただいています。ありがとうございます。また、読んでいただいた方から「内容は大まかなところで同意」しているが「説得方法が適切でない」という批判というか忠告…

「法ボケ」追記2

(日付上はさかのぼりますが上の「追記1」の続きと考えて下さい) さて、強制代執行直前の名古屋市側の対応は その日緑政土木局に電話をして話し合いの件はどうなったかときくと、「別室で会議中。用件は伝える」とするものの連絡がなく、10分か15分後に電…

最近読んだマンガ

この半年ほど、わりとよくマンガを読んでいます(といってもあくまで「当社比」ですが……)。読んだ(読んでいる)マンガは、以下の通り(他にもあるかもしれないけど)。(15) 山岸凉子『舞姫テレプシコーラ』を除いて、すべて単行本で読んでいるので、雑誌連…

怖ろしい体験

私はいつも通り某駅を降りて学校に向かって歩いていました。ふと気が付くと、パジャマのズボンを穿いています。驚愕しました。あわててパジャマのズボンのまま家を出てきてしまったのでしょう。うっかりにもほどがあります。しかも……最近パジャマのお尻のあ…