催涙ガス?

テレビほとんど見ない、といっておきながらあれなんですが、いま、ぼーっとテレビを見ていたら、ダウンタウンの番組で、ゲストの若い女性(なんか卓球の人とテロップが出ていたが知らない人)が、韓国で「学生デモ」に遭遇した時のことを話していた。テロップは、たしか「韓国学生デモの惨劇」となっていた。で、話の内容は、私の記憶違いではなければ、「韓国で、学生のデモ隊地下鉄のホーム(?)でガスをまいていた。毛穴が痛くなって涙が出てきて、急いで地上に逃げたが、死ぬかと思った。地上では軍隊みたいなのがいて、銃声が聞こえて怖かった」というようなものだった。他の出演者の反応は「うわー、怖〜!!」というようなものだったが……。地下鉄でガス、ていうと当然あっちに連想が行くわけで、この番組を見て、韓国の学生運動家というのは、なんと恐ろしいテロリスト集団だ、と思った人が多かろう。
しかし、韓国行ったことないし、事情はまったくわからないんですが、それって催涙ガスですよね。で、それは学生がまいたのではなくて、デモを取り締まる機動隊が使用したのでは?
ちょっとぐぐってみるとこんなページがありました。http://www010.upp.so-net.ne.jp/kawadai/korea.html
ここによると

韓国警察機動隊の催涙ガス関連装備は実に多彩で、状況に応じていかようにも使い分けできるように工夫してあります。

とありますので、そうじゃないのかなあ。地下鉄のホームで使用したというのはすごいけど、それは、デモ隊が怖い、とかそういうことじゃなくて、韓国の機動隊はめちゃくちゃだなあ、とそういうことじゃないのかな。
まあ、誰からも「それ機動隊じゃないの?」という突っ込みが入らないのはともかく、番組制作者の側も何の注釈もせずそんな話を垂れ流し、「学生デモの惨劇」などとおどろおどろしいテロップを付けるってのは、まあ予想されることだけど、しょうがねえなあ。テレビって。やっぱり見るのやめよう。
追記:http://www.moon.sannet.ne.jp/paiza/fsairui.htmlによると、10年前の韓国の旅行記みたいだけど、地上で使用された催涙ガスの影響が地下鉄乗客に及ぶこともあるようだ。これじゃないのかな。