明和電機

 先月H市に行ったとき、H市現代美術館にて、「明和電機 ナンセンス=マシーンズ展」を観てきました。H市現代美術館は、大げさに言うとちょっとした山の上にあるのですが、市電の電停を降りて、坂道を10分ぐらい歩かねばならず、荷物を持っていたこともあり、へとへとになりました。写真は京ポンで撮った、美術館の近くにいた猫。
 ところで私、H市の市電*1、とても気に入りました。市電、いいなあ。電停という言い方もいい。バスは嫌い。というわけで、H市滞在中は、極力バスに乗らず市電を利用してました。
 で、明和電機ですが(公式ページ)、昔、ときどきテレビに出てきているのを観て、「これは面白い」と思っていました(「タモリの音楽は世界だ」とかに出てたのをおぼえている)。私の中で一時かなり気になる存在だったような気がします。かといって例のごとく動向を追いかけるでもなく(お兄さんが「定年退職」した、という噂は聞いていましたが)展覧会(展示会か?)に行くのも今回が初めてです。
 感想としては、予想通りの部分と意外な部分とがあって、なかなか面白かったです。もろデュシャンだな、と思う部分もありましたが、魚器(ナキ)シリーズは、ちょっと伊藤潤二の『ギョ』に通じるものもありました(なんだかどっちも陳腐な連想ですいません)。
 で、おみやげとして、ナコード……ではなく、ガチャコンを買いました(ガチャコンについてはこちらなど)。テレビもないのにリモコンを買ってどうする、という声が聞こえてきそうですが、いや、その後実家(和歌山)に寄ったので、実家に置いてきました。面白くかつ懐かしく、私はヒマさえあればガチャガチャとやっていましたが*2、実家では今使っていないようです。写真のテレビ画面は、関西ならではの円広志さんです。

http://www.geocities.jp/sartla/photo/gachacon1s.jpg<ガチャコンの画像
http://www.geocities.jp/sartla/photo/gachacon2s.jpg<ガチャコンwith円広志の画像

 と思ったら、ナンセンス=マシーンズ展、東京でもやるみたいです。
http://www.maywadenki.com/news/news.html#news0825_01

*1:キーワードの説明を見て知ったのですが、「市電」て本来は市営の路面電車ということで、広電経営の広島のは正確には単なる「路面電車」なんですね。でも市電という響きもいい。広島でも「市電」と言われていたような気がする。

*2:ただ、音量とスイッチのつまみは、上手く作動しない時があった