イラク戦争開始直後の日記で、ミシェル・ンデゲオチェロの反戦メッセージを紹介しました。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/0303.html#24
その中で彼女は「希望に根をおろし、相互理解を見据えた対話dialoguesに参加して欲しい」と言っています。そして最後に「Think, think, it aint illegal yet!(考えろ!考えることはまだ違法じゃない)」というP-FUNKの歌詞を引用しています。
が、政府が今国会で成立をめざし、衆院法務委員会で審議がはじまった「共謀罪」が成立すると、「対話」が違法になり、「考えること」が違法になる。マスコミでほとんど報道されていない(らしい)が、現代版治安維持法と言われ、希代の悪法とも言われる共謀罪がいかにとんでもないものであるかについては
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050716/p1
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050623/p1
などを参照してください。
アメリカでは、テロ対策の名目で2001年に成立した「愛国者法」という人権侵害法が猛威を振るっているが、この法律に抗議するために作った曲の中でリッキー・リー・ジョーンズはこう言っています。
ちょっと前まではうまく行ってた
夜ずっと眠れなくなうような悪い夢は全然なかった
兄弟同士 母親同士が
敵対するようなこともなかった
だから誰かに言って
誰かに言わなきゃならないわ
何がアメリカで起こったか誰かに言うのよ
(……)
私たちの言論の自由という権利を守るために
あなたがどこまで頑張れるか知りたいの
だってそれは一瞬にして
手の届かないところに消え去ってしまったんだもの……
(沼崎敦子訳)
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