で、その後、演算子、ではなく塩山市にある、リーダーのベーシストSGS氏の家に泊めてもらったのですが、次の日の祝日、前から行こうと思っていた金子文子の碑に、SGS一家に車で連れていってもらいました。碑は、SGS氏の家のすぐ近くの牧丘町にあります*1。ネットで調べてだいたいの見当を付けて行ったのですが、最初は全然場所がわりませんでした。誰かに尋ねようと思っても、そのあたりは、畑と野原が広がるばかりで、そもそも人影がまったくありません。まず、丘の上にある、古い民家を改造して造ったらしいカフェの人に聞いてみたのですが、案の定「10年前引っ越してきたばかりでよくわからない」ということで、金子文子の名前をそもそもしらないようでした。つぎに、お寺の裏にある大きな古い家を訪ね、玄関の戸を開けて(むろん鍵なんかかかっていない)、声をかけたのですが、反応がない。誰もいないのかな、と思ったら奥からおじさんが出てきました。碑のことを聞いてみると、その方は、金子文子という名前は聞いたことはあるけど、碑のことは知らない、ということ。役場ならわかるのではないか、と教えてくれたのですが、今日は休日だし……というわけで、まあもうちょっとうろちょろしてさがしてみようか、と車を出してすぐに、それらしきものを発見。やっぱりそうでした。その、碑のことはまったく知らない、と言っていたおじさんの家のほとんど目と鼻の先にあったのだけど*2、まあ、そんなもんかな……。金子文子についてはそのうちまた書きたいです。
とりあえず、自分のメモ代わりでもありますが、
碑については
山梨県と韓国・朝鮮というページの
http://mrpung.web.infoseek.co.jp/shokuminchi/kaneko01.html(写真つき)
書籍では
- 作者: 山田昭次
- 出版社/メーカー: 影書房
- 発売日: 1996/12/05
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
が詳しいです。獄中手記
- 作者: 金子ふみ子
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
は、品切れだと思います。私はネットで古本を買いました。ごく一部が、青空文庫で読めます。
『何が私をこうさせたか』より「父」
ネット上の情報としては
「東アジア・アナキズム・ネット」の「金子文子の生き方」というページ
が大変詳しいです。
も充実しています。というわけで金子文子のはてなキーワードがなかったので初めて作ってみました(とりあえず略歴だけのものですが)。
*1:ここは、金子文子の母親の実家があった場所ですが、文子自身がここで暮らしていたのはごくわずかな期間です。
*2:しかも7月に碑の前で生誕百年記念会があったらしいのですが……http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/07/24/20040724ddlk19040111000c.html