ディオゲネス

 ところで、哲学者のキーワードですが、サルトルについては、id:yskszkさんが登録して下さったようです。ありがとうございます。で、他の哲学者の説明、読んでみたのですが、やはりかなり詳しいのとそうでないのとのばらつきがありますね。そんななかで、一番面白かったのは、なんといってもディオゲネスです。というかこれはすばらしい!

ディオゲネスはあるとき、ゼノンという者のパラドクスを聞いた。あの「アキレスは亀に追いつけない」とかいう、運動の否定を述べたものだ。それを聞いて彼は、黙って壺の中から出て、そこらへんを歩いて見せた。弟子が感心して「さすが師匠。愚にもつかない論説に、黙して行動で論駁された!」樽哲学者は、弟子を殴りつけた。この阿呆!どんな論説であれ、相手が言葉できてるんやから、言葉でかえさんかい。それが論駁ってもんや。といいながら、自分もまず殴ってる。

 あはははは!

 ディオゲネスが行なったのは「真なる知(貨幣)」を造ることでなく、「無知=贋金」を生み出し流通させることで、「唯一の貨幣」という価値を破産させることだった。

 うむ、すばらしい!
 あと、ルソーはジャンジャックではなくてアンリでした(ジャンジャックは無し?)