表現の自由

 というわけで、実はこの「論争」のポイントは、そもそも「無断リンク」というところにはなくて、「表現の自由」「学問の自由」というところにあるのだと思う。id:NakanishiBさんのコメントの

この論争自体については、研究者が「学問の自由」をここまで錦の御旗にできる自らの位置への鈍さと、「被害者化」が自分にも当てはまることに気づかない鈍さに驚きます。

というのもそうだと思いますが、直接この論争に触れてはいないのですが、「言論の自由」に関するpavlushaさんのこの文章http://d.hatena.ne.jp/pavlusha/20050713は、参考になりました。
 私はもっと法学シロートですが、ちょっと昔書こうとしたことがあります。たとえば「疑わしきは罰せず」という原則にしたって、たぶん元々は国家から個人を守るために作られたはずだと思うのですが、それがいつの間にか強者の側に適応されてしまって、「水俣病」とか「従軍慰安婦」とか「劣化ウラン」とかの問題で、国家や企業の免罪に利用されてしまう。
 もうちょっと展開したいのですが、時間がないのでこの辺で……。なんか今日は全体的に逃げてばっかりでまずいですね。ちょっとほんとに眠いのです……。