モヒカソ族と野宿者襲撃

 他の例にたとえるのはあまりよくないのかもしれませんが、こういうことを考えてみました。例えば、野宿者(ホームレス)の人々に対して、「公共の空間を違法に占拠している」という非難がしばしばなされることはかつて書きました。ところで、ご存知のように、野宿者に対する、殺人も含む襲撃事件というのがしばしば起こっています*1。「違法占拠」を非難する上記のような人は、おそらくこう言うのでしょうね。「公共の場所というのはそういうものだ。いい人も通るが悪い人も通る。しかたがない。テントの外に、『テントの場所を無断で人に教えることを禁止します』なんて書いたって、まったく有効ではないよ。襲撃されるのが嫌なら、カギがかけられるちゃんとした家に住むんだな。それができないなら、公共の場所に野宿するのなんか、やめておけ」と。

*1:報道されるのはごく一部です。