2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

倒産

齋藤氏の上記のコラム、結びの文章は、こうです。 ちなみに、〔モノポリーができた〕三五年の米国といえば、大恐慌からようやく脱しようとしていた時期である。破産して路頭に迷うような生活をしていた人が、なお懲りずに破産ゲームを楽しんでいたわけだ。資…

ボルシェビキー

さて、『週間ダイアモンド』では、齋藤孝氏は「齋藤孝の仕事脳の鍛え方」という連載コラムももっているようです。「仕事脳」というネーミングはさすがにキャッチーだな、と思わせますが、今回は、「勝つか破産か モノポリーで知る 資本主義の本質」と題され…

説得力

先週、某大学の昼休み、図書館の雑誌コーナーで雑誌を見ていたら、満面の笑顔で両手を広げた、明治大学教授齋藤孝氏の写真が表紙の雑誌が目に入りました。普段は読まないその雑誌(『週間ダイヤモンド』)を、思わず手にとってパラパラと読んでみました。私…

サル誕

1905年6月21日にサルトルが生まれた、ということで、それに合わせて、読売新聞で上下二回に分けて「サルトル生誕100年」という特集記事が掲載されました。今日の夕刊の「下」には私のコメントもちょっとだけ乗っています。ちょっと恥ずかしいのですが。*1で…

クソ桶のサル

サルトルが死んだ1980年、『現代思想』誌は「特集=サルトル ある時代の終焉」を発行した(7月号)。この特集には、「特別企画=サルトルの死についてどのようにお考えですか」と題した、吉本隆明をはじめとした各界39人によるサルトルの死に寄せた文章が…

Musical Baton

Musical Baton id:yskszkさんから渡されました。ありがとうございます。光栄です。あんまり考え込むのも格好悪いから、さくっと……と思いつつ、結局思い切り考え込んでいるうちに「『音楽に思い入れのない者、人にあらず』的雰囲気が気持ち悪い」とかいう意見…

偽善者について

まずその前に自分が「偽善者」と言われないように注意したいと思います。(12日コメント欄) いえ、そんな必要はないんじゃないでしょうか。偽善者で何が悪い、と思います。いや、偽善者は、まさに善人なのです。シブさんも言っています*1 だいたいね 日本人の…

殺される人

最近はじめた「はてブ」経由で、Deadletterさんがかつてこのように書いていたことを知りました。via:http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050611#p1 「J.P.サルトル−A.カミュ論争」で、共産主義に傾倒していくサルトルの「革命」に異議を唱えるカミュ…

虎場

時流に乗ってサイト名を「モンキー&タイガー」に変更することを考え中(ウソ)。ていうかそもそも件のドラマ見たことないんですが。 ところで、先日『希望格差社会』のことを書いた(http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20050516#p1)あとで、この本に関して、…

夢見る機会不平等

悪夢のはじまり 汝、神になれ鬼になれposted with 簡単リンクくん at 2006. 8.21諸星 大二郎著集英社 (2004.11)通常2-3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 1974年11月に『週刊少年ジャンプ』誌で発表された諸星大二郎の短編「夢見…