朝日首大記事

 朝日2面に首大関連記事(朝日6月16日山本桐栄の署名記事)。「公立大、存在意義探る」「都と教授陣、深い溝」
 ま、いまさら朝日に期待なんかしてないけど(ていう前置きも紋切りだなあ)「ニュースとして取り上げられる事自体に意味がある」と救えるかどうかすら怪しい代物、いや毒にも薬にもならない、と見せかけてどっちかというと毒を流している、かなりあきれた記事だったと私は思うけどなあ。なにしろ、記事の締めの文章がこれだもん。

 公立大学問題に詳しい野田一夫・多摩大学名誉学長は「改革の理念について、多くの人を納得させられる説明が必要だ。強引な改革に都民から不満の声が出ないのは、都民に必要な大学になっていない大学側にも責任がある」と指摘した。

 「いじめられる側にも問題がある」? なにやら、例の「自己責任論」にも通じるひびきだ。
 ていうかこれ、「チン太郎は選挙で選ばれ「都民」の支持を受けているんだから、チン太郎は正しい」ていうのと(実際そういうことを言う人はいっぱいいるんだが)同じ言い方だね。どうせあんたは、有事7法成立とかに関しても「小泉の強引な「改革」に国民から不満の声が出ないのは、野党にも責任がある」とでも、したり顔でいうんだろね、じいさん。