購読していたマンガ雑誌といえば、先日朝日ソノラマの廃業が発表されたとき書こうと思っていたのですが、『マンガ少年』ですね。子供のころ毎号購読したことのあるマンガ雑誌はこれだけだと思います。76年9月創刊だそうです。こちらに表紙の写真がありますが、かなーり懐かしいです。手塚の「火の鳥」が目玉商品でしたが、表紙を見て思い出しましたが、いろいろありました。「地球へ…」もそうだった。「サイボーグ009」もあった。ジョージ秋山の「青の洞門」て、読んだ読んだ!思い出した。それから、ますむらひろしとか、高橋葉介って、この雑誌でデビューしたんだと思いますよ。と思ってしらべたら、ますむらひろしはデビューではないけど、ほぼデビューですね。「ますむらひろしのファンタジーゾーン」の第一回、鮮明に覚えてますね。
あとは、みなもと太郎の「漫画の名セリフ──お楽しみはこれもなのじゃ」ってのも、鮮明に覚えてます。これはマンガではなく、のちの夏目房之介氏の先駆のような、マンガ評論でした。すごくロジカルにマンガを分析して、非常に面白かったように思います。
朝日ソノラマの単行本としては、手塚の「火の鳥」も、最初に読んだのは朝日ソノラマのB5版だと思うのですが、後は、白土三平の『ワタリ』(これもB5版)なんてのもうちにあったように思います(これは父親が購入したもの)。
小さいサンコミックスもいろいろ読んだと思いますが、鮮明に覚えているのが、『宇宙戦艦ヤマト』です。なんだか独特のインクのにおいまで覚えています*1。この『ヤマト』のマンガ版は、松本零士ではない人が書いているのですが……今調べたら、そうだ、「ひおあきら」だ!松本とは全然タッチが違うんだけど、とても丁寧に書かれていました。小学生の一時期宝物だったというのは、なんか今思うと恥ずかしいですが。今はもう全部どっかいってますね。
*1:今思い出したけど、インクのにおいってことでいえば、少年サンデーコミックスも独特のにおいだったような気がするな