世界が私にほほえんだ!

最初にそれに気がついたのは、もう5年以上前のことです。たしかココナッツ・ポッキーだったと思います。ココナッツがかなり好きな私は、近くのコンビにでそれを発見して以来、毎日のように買っていました。ところが、ある日突然、そのコンビニで、ココナッツ・ポッキーが販売されなくなり、棚から姿を消したのです。他のコンビニには売っているにもかかわらずです。そのときは、おかしいなあ、と思ったけれど、単なる偶然だと思っていました。次は、ミルク・バーだったと思います。当時私は、ある銘柄のミルク味のアイス・バーを偏愛していて、6本入りぐらいの箱を、切れたらまた買う、という感じで、毎回そのコンビニで補給していました。ところが、やはりある日突然、その銘柄の商品だけが売られなくなったのです。夏の暑い時期で、これからどうすればいいんだ、と途方にくれたことを覚えています。そのあたりで、何か変だ、ということに気がつきました。考えて見れば、たとえば、私は、「パイの実」が好きなのですが、そのコンビニではパイの実が売っていません!パイの実はかなりメジャーなお菓子で、置いていないコンビニの方がめずらしいぐらいであるにもかかわらずです*1。あるいは、私は焼酎は米焼酎(あるいは泡盛)が好きで、他の種類の焼酎は好きではないのですが、そのコンビニでは、他の焼酎はあるのに、米焼酎泡盛は置いてありません。そのような事例は他にもあって、もう数え切れないほどです。そのコンビニには、私は毎日のように行っているというのに、この仕打ちはどうしたことでしょう。コンビにだけではありません。先日、近くのスーパーに、いつものように好物の「源氏パイ」を買おうとしたのですが、陳列棚に貼ってあるお知らせを読んで愕然としました。「商品入れ替えのため、この商品の取り扱いは中止します。ご了承ください」
そうして、私の疑惑は確信に変わりました。これは「やつら」からのメッセージに違いありません。「やつら」は、私の好物をリサーチし、その商品の販売を停止する工作をします。そうして、「お前は世界から愛されていない」というメッセージをそれとなく私に伝え、私を絶望のどん底に突き落とそうとしているのです。ところが……。
今、ドトールにいるのですが、先ほど、何気なくトレイを見たとき、そこに、現在ドトールで実施中のフェアーの広告が貼ってあることに気がつきました。それがこれです。

Happy Nuts Fairと銘打たれていますが、つまり、くるみフェアーなのです。「メープルくるみラテ(S300円)」をはじめとして「くるみとチョコのケーキ(360円)」「くるみとチキンのサンドイッチ(280円)」「塩キャラメルとくるみのマフィン(160円)」「くるみのブラウニー(180円)」といった、くるみにちなんだ新商品がずらっとならんでいます。さて、このブログでも、私がいかにくるみを偏愛しているかということを書いたことがありますが、とにかく、くるみは、私の最大の好物です。そうです。私は一人じゃなかったのです。おつりをちょろまかされたこともあるけれど、ドトールに対する私の愛がやっと報われたのです。ドトールが微笑みを返してくれたのです。「くるみは太ると思われがちだけど……実は体に必要な栄養の宝庫。しかも健脳食です」というキャッチフレーズ、これは、くるみへの応援歌であると同時に、私への応援歌以外の何でありましょうか!
この分では、「ハッピー・サルトル・フェアー」がドトールで開催される日も近いと思います。「メープル・サルトルラテ」「サルトルとチョコのケーキ」「サルトルとチキンのサンドイッチ」「塩キャラメルとサルトルのマフィン」「サルトルのブラウニー」の発売が、今から待ち遠しいです!
一生ドトールについていきます。

*1:ちなみにうちのすぐ近くに、パイの実を偏愛するヨシダプロが住んでいたにもかかわらずです。