2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

目次と口上

21世紀も怪物・帝国主義 猿虎・述 インスパイアド・バイ・DK君 目次 『帝国主義』に序す(内村鑑三) 例言三則 第1章 緒言 第2章 愛国心について その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 第3章 軍国主義について その1 その2 その3 その4 その5 その6 …

第2章 愛国心について その2

目次と口上へ 愛国心と惻隠・共感 目の前で子供が井戸に落ちそうになっているのを見たなら、誰でもためらわずに救けに駆け寄るでしょう。もし愛国心が、こうした子供を救おうとするような共感(シンパシー)、惻隠の気持ち、慈善の心と同じものであるならば…

第2章 愛国心について その1

目次と口上へ 帝国主義者の叫び 「美しい国、日本。」 「竹島はわが国固有の領土である」「子供たちが自国の歴史に誇りを持てる歴史教育を」「自国の国旗国歌への敬意、尊重の気持ちを涵養することは極めて大事」……帝国主義者たちはこう叫びます。彼らは自分…

11 そんなセッションな その1

フランスに行ったら、せっかくだからフランスのジャズクラブでジャムセッションに参加してみたい、と思っていました。ご存じない方ために説明しますと、「ジャムセッション」(単に「セッション」と言われることもある)とは、ミュージシャンが集まって、観…

食育から食史へ

「食育」がどうの、という人々は、かならず「規則正しい食事」と「毎朝朝食を」などと言うようだ。 参照>http://d.hatena.ne.jp/sava95/20061124/p2 「食育」を主張する人たちは、たぶん、グローバリゼーションとファーストフードの蔓延などを憂い、伝統的…

「サルトル嫌悪」を超えて*1

J.-P.サルトル著『家の馬鹿息子3』書評 『週刊読書人』2007年3月2日号掲載http://www.dokushojin.co.jp/70302.html ■家(うち)の馬鹿息子がやっと出たよ。 ▲ほう、三留してたお前のアホ息子、やっと大学を卒業したんかいな? ■いや、サルトルのだよ。 ▲へえ…

10 信号機たち

フランス人は信号を守らない、という話はフランスに行く前もちょっと聞いたことがありました。実際に行ってみると、本当にそうでした。 というか、日本で「信号無視」というと、「信号を見ながらあえて違反する」か「信号を見落とす」という意味かどちらかだ…