過去との戦い

 連日記録を更新している阪神である。「猿虎」の「虎」はタイガースのことで、このブログの前身のホームページでは、しばしばタイガースの話題を書いていた。そしてそのころはいわゆる暗黒時代。なんかそのころを思い出す懐かしさである。

 今年の阪神はもちろん大変なことになっているが、去年の横浜もなかなかに大変なことになっていた。

新型コロナウイルス感染症の影響で外国人選手が12球団で唯一全員来日できず、戦力が揃ったのは4月15日のことであった。この影響で3・4月は2引き分けを挟んで10連敗を含む6勝21敗4分と大きく負け越した。

2021年の横浜DeNAベイスターズ - Wikipedia

 つまり去年の横浜は3.4月勝率は .222であったことになる。

 さて、2022年の阪神は、現在17試合で、1勝15敗1分、勝率  .063である。4月はあと残り14試合。勝数でいくと、あと5勝すれば、横浜の3・4月の勝数6に並ぶ。しかし、去年は延長がなかった関係でどのチームも引き分けが多く、横浜も3・4月だけですでに4引き分けしている。今年はそこまでの引き分けはないだろうことを考えると、もし阪神がこのまま4月に引き分けがなかった場合、残り5勝では、3・4月は6勝23敗1分、勝率 .206 となり、去年の3・4月の横浜の勝率を下回ってしまう。というわけで、阪神は4月はのこり6勝しなければならない。あるいは、5勝しかできなかった場合あと3回引き分けがないと勝率で去年の3・4月の横浜に負けてしまう。

 4月残り6勝8敗とは、勝率 .429という、現在のセ・リーグ5位横浜(.417)、パ・リーグ4位オリックス(.400)、5位西武(.400)、6位日ハム(.250)を上回るペースで勝たなければならないということ。なかなか厳しいっすね。