政府東電と毎日のかれいなるチームプレー

 毎日新聞2023年8月22日の「処理水放出、科学的根拠だけでいいのか 二極化する原子力の賛否」
 という記事は、一見、結論として政府と東電を(も)批判しているような見かけになっている。だが「科学的に見れば今すぐ放出しても問題はないが」などと書いている噴飯ものの記事である。この記事の有料部分に

毎日新聞2023年8月22日
 という写真があるのだが、ここにうつっている測定器日立TCS-172は、γ線の空間線量率を計測するもので、液体のトリチウムβ線は測れない。そのことはおしどりマコ・ケンさんがすでに2020年に以下の記事で指摘している。
 上の記事でマコ・ケンさんは「毎日新聞まで、この測定の詐欺にひっかかっていた」と嘆いているが、今回毎日新聞はこのときと全く同じ写真を使いまわしているのだ。「科学的に見れば」が聞いて呆れる。
  毎日の記事は「丁寧な説明を怠っている政府と東電も問題だ」のような批判的記事の見かけをとりながら、大前提の部分で政府と東電の非科学的極まりない詐欺に加担している。
 まあ結局、取り調べで、まず強面の刑事が「やってんだろコラ吐け!」とか恫喝して、そのあと「まあまあ、そんな言い方するなよ。カツ丼でも食うか?…ところでやったんだろ?」みたいな刑事が出てくるんだけど、このカツ丼刑事の役割が、朝日とか毎日なんだよね。これはやねごんさんが昔書いてたことなんだけど。と思ったけど、カツ丼について書いているのは見つからなかった。内容としてはこれとかかな。

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