ヤラセのふりした本番

 昨日の文章は、後から考えて、怒ったふりをした冗談、というよりは、冗談のふりをした怒り、にしか見えないかも、と思い直して、多少変えました。
 「日記」というのはもともと個人的な生々しい心情をつづるものですが(そうでないのもあるでしょうが)WEB日記は公開するものであるかぎり、どちらかというと、生のふりをした創作、という側面がある。
 で、これは日記だけではないでしょうが、「生のふりをした創作」、いいかえれば、「本番のふりをしたヤラセ」というのは、もう一回ひっくり返ってしまうこともよくある。つまり、実は、ヤラセのふりをした本番(正確に言えば、本番のふりをしたヤラセのふりをした本番)になってしまったりする。
 ま、それはともかく、まがりなりにも公共的な性格を有したWEB日記は、基本は創作であって、あまり生々しい生を出すのはよくない、というか、そのようなものは稚拙なものとみなされるように思います。
 しかし、適度な生っぽさを作る、というのはけっこうめんどくさいので、どうしてもモチベーションが下がってしまう。というわけで、ついつい、「ヤラセのふりをした本番」になってしまう。ま、それはそれである程度はアリか、とも思うのですが、やっぱりちょっと気を付けよう。
 というか、私の場合はそんなややこしい話ではなくて単に稚拙なだけですが……。