2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イエスでもノーでもない消極分子(色川大吉)

以下は、かつてネットに発表するつもりなく書いたメモです。書きなぐったものなのでかなり素朴な見解、表現等あるのですが(いや推敲したって大して変わらんのだが)ちょっと最近の話題に関連するのでのせます。しかし、長いので、これに関するコメントは別…

デモの行き方1

※追記あり デモ関連のことを書けば書くほど、まるで、私はみんながデモに行かないことを嘆いており、みんなにデモへの参加を呼びかけているかのようになってしまっているような気がしてそれが実は気になっています。いや、別にそういうわけではなく、もとも…

準ひきこもり

どうやら、大学に「準ひきこもり」という存在が生息している、ということを大学の紀要論文で書いている先生がいるそうです。http://d.hatena.ne.jp/todesking/20060425/p2 やっぱりそうですか。私も、実例をもとに、前からそうだと思っていました。え?なに…

勉強とヒマとデモ

今日は、id:kmizusawaさんの「「理解」するのも「興味を持つ」のも「参加」するのもヒマ人の娯楽」が頭から離れず、ずっと考えていました。 勉強が好きな人やその案件に問題意識や興味を持ってる人にとってはなんでもない、もしくは必要だと感じられる知識の…

愛国心とデモ

トラバを送ってくれたmdenkaさんによる、「愛国心の喪失がデモを衰退させたのではないか」というウルトラな解釈*1を読ませていただきました。いやあ、これは面白いですけど、どうなんでしょうか。60年安保のデモは、あるいは「愛国」的な側面があったといえ…

愛国金

Apes! Not Monkeys!より。 聞くところによると、法人税率や所得税率が高いと企業や金持ちが海外に流出してしまうから、法人税を減税し所得税の累進度を緩めねばならないんだそうである。なんたる愛国心の欠如! 別に食うに困るわけでもないのに、ちょっと税…

分断する思考とデモ

分断する思考 「若者はどうしようもない」と言う老人。 そう言う老人に対して「老人はどうしようもない」と言う若者。「モテはどうしようもない」と言う非モテ。 そう言う非モテに対して「非モテはどうしようもない」と言うモテ。「デモするようなやつらはど…

『正論』の世界から抜け出してきたような

今日夕方、喫茶店でノーパソを開いて授業の準備をしていたら、近くの席に、たぶん70代の白髪の老人(男性)二人連れが座って、大きな声で話しはじめた。聞くつもりなくてもうるさいので内容が自然と耳に入ってくる。まずは、お定まりの若者の犯罪増加話。 「…

ベルギーのデモ

ベルギー在住のshohojiさんのお話によると、最近、ブリュッセルで17歳の少年が殺される事件が起きて、それをきっかけに、ベルギー国内で「暴力反対」の動きが盛り上がっているのだそうだ。そして、今日の日曜日、「暴力反対」のデモ行進が行われたのだそうだ…

日本のデモ

今日は、結局共謀罪反対のデモには行かなかった。山岡俊介氏が今日のデモについて書いている。 http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/04/post_8df9.html 本紙・山岡も忙しいなか、しかし最優先で参加して来たのだが、正直、余りの参加者の少…

非コミュ法

私は、「最初からだめだとあきらめちゃだめだ」「やってみないと、言ってみないとわからないじゃないか」「逃げちゃだめだ」「めんどくさがってちゃだめだ」というような類の説教をこれまで散々受けてきた、非コミュ非モテである。ところで、話し合いを犯罪…

貧乏人はジャンク食え

今日は、帰宅途中、川崎で夕食を食べることになった。某デパート上の食堂街に初めて行ってみたのだが、「自然食」とか書いてあるレストランがあったので、なんとなく入ってみた。店員に一人であることを告げると、「ラストオーダーが…」と言いかけたので、「…

考えることはまだ違法じゃない(P-FUNK)

イラク戦争開始直後の日記で、ミシェル・ンデゲオチェロの反戦メッセージを紹介しました。 http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/0303.html#24 その中で彼女は「希望に根をおろし、相互理解を見据えた対話dialoguesに参加して欲しい」と言っています…

共謀罪審議入り

「実行行為がなくとも、話しあったり相談したりするだけで懲役3〜5年の刑罰を科す」という、希代の悪法といわれる共謀罪の審議が、4月21日、野党の反対を押し切って衆院法務委員会で始まりました。 4月23日(日)15時出発銀座デモ 4月26日(水)18…

共謀罪について参考サイト

http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/ http://www.hanchian.org/ http://tochoho.jca.apc.org/ http://kyobo.syuriken.jp/

半小泉・コリンベ星人

http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060420/p3 藤原さんの本は、やっぱり読む気が起きないので、読んでない。それにしても、藤原さんが「反小泉」をたとえ標榜していたとしても、「だから?」という感じもする。「市場原理主義に対する反感」といったって…

サルトルと贈与

ついでに、北見さんの論文の「贈与」に関したところを引用しておきます。『道徳論手帳』*1についての解説です。 対人関係のレヴェルでは、「相克」が「相互性」に変化し、絶えざる脱中心化の過程が肯定される。この点についてのサルトルによる具体的な考察は…

集列と同一性

コメント欄でこっそり書いていたものを(笑)id:sumita-mさんに引っ張り上げられてしまったのでhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060416/1145158222こちらにもあげておきます。 # sarutora 『「地域みまもりネットワーク」は、まったくの私の思いつきだった…

みまもり

私はもうすぐ市長選の東京都多摩市在住です(関係ないけどヨシダプロ氏はご近所さん)。私の家のすぐ近くにある公園には、市のスピーカーが設置しており、中島義道氏の天敵である例の日本のうるさい放送が時々流れます。毎日流れるのは、夕方4時(夏場は5…

参考

昨日の記事に関連して。「民族的特徴のでっちあげ」の例として。探そうと思っていたのではないがたまたま見つけたので紹介(この手のものはいくらもあるだろう)。 105 :番組の途中ですが名無しです :05/03/03(金) 03:58:30.50 >>97 正月にセブンの弁当工場…

抵抗としての「怠惰」2 平等と怠惰

かつてここ*1でとりあげたように、齋藤孝は、ゲームのモノポリーについてのコラムにおいて、「運と勘と交渉術で一等地にホテルを建てることもできるし、一歩間違えば即退場」というこのゲームが「共産主義にケンカを売っているようなゲーム」であり、「だか…

抵抗としての怠惰1 アフリカ脳

1961年に出版された『地に呪われたる者』(鈴木道彦・浦野衣子訳、みすず書房)において、フランツ・ファノンはこのように言っている。 パリあるいはエクスで、アルジェあるいは、バス=テールで、幾度われわれは見たことか、黒人の怠惰paresse と言われ、ア…

語法を語る語法について

http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060408/p1 「言い方」とか「語法」の問題が大事だ、という話はよく聞く。特に、左翼的な主張について、「内容はともかくああいう「言い方」(「審問の語法」とか)では多くの人々の賛同を得られない」とか、「共感を得…

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電話取り次ぎというのは、こんな感じだった。電話がかかってくると、O氏が部屋まで呼びに来る。で、一階のO氏自宅部分に行くわけだが、玄関から家に上がることはなくて、もう憶えていないが裏口のようなところを通ってO氏宅の縁側に案内された。するとO…

合田正人 『サルトル『むかつき』ニートという冒険』

ついに合田さんのサルトル本がでるらしい! しかもニート! 『合田正人 『サルトル『むかつき』ニートという冒険』(みすず書房)6月刊

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さて、(おそらく)「下宿人」の出入りを確認するためのブザーをつけたりすることも関係あると思うのだが、O氏は、下宿人に対して、単なる賃貸契約者と貸し主、という関係ではなく、「一つ屋根の下」に住む一種の家族としての関係を持ちたい、と思っていた…

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私が初めて一人暮らしをしたのは、今から20年前。当時まだ東京T立大学が、T横線のT立大学駅にあったころ、駅近くのO荘という「下宿」に、結局学部4年間ずっと住んでいた。合格発表のあったその日の内に決めた下宿だが、家賃2万円、もちろん木造、四…

20:00 三間めぐみvo 永野潤pf 古谷彰彦b 小坂裕明ds 横浜エルスウェーニョ

クレタ島より

このエントリに書いてあることは、嘘です。